海派? 山派 ? と聞かれたら

「海!」と即答していたもんです。30歳くらいまでは。
それが今では「林…かな?」みたいな。山ですらありません。
海のある風景とかは今でも好きなんですけどね。
ゆるい坂道をぐーっと登っていって、突然目の前に海が開ける瞬間とか。
「うおおおー、やっぱ海だぁあああ」とは思うのですが、夏は暑くて冬は寒いので(当たり前)、歳をとってすっかり根性をなくした私は、ここしばらくちゃんと海に行ったことがなかったのです。

しかし、この猛暑の中、久方ぶりに行ってまいりましたーっ!

1週間ほど会社の夏休みがとれたものの、コロナで実家には帰れないし、はじめはどこぞの高原にでも行こうかと思っていたのですが、県外ナンバーだと嫌がられるかもしれないし…。
「じゃあ久しぶりに(県内の)海でも見に行こうか? 海の幸とか食べてさ」と夫が言うので、「海の幸なら北海道がいいな」と思わないではありませんでしたが、今回は九十九里の焼きハマグリで良しとすることにしたのです。

20年ぶり? ビーチサンダルを購入

夫:「じゃあさ、ビーサン買わないとダメじゃん、あそこの。なんだっけほら、御用邸とかある」
私:「那須?」
夫:「違う、海のあるとこ」
私:「湘南?」
夫:「だから、御用邸だって」
私:「あ、葉山?」
夫:「あー、それそれ」

葉山を思い出すのに一苦労です。  

そもそもビーサン屋の名前を覚えていなかったので 葉山 ビーチサンダル と検索すると、出てきました。『げんべい商店』
夫はここのビーサンを何足も履きつぶしています。痛くないし、とっても歩きやすいらしい。近所の買い物くらいはこれで行ってました。あ、そういえば、ここ2〜3年はその姿を見ていません。
「なんだ、海行くってビーサン買いたいため?」 と、疑ってしまいましたが、そうでもないか。税込1,155円ですからね。江戸時代の足袋屋からはじまった老舗で結構有名ら

しいのに、お値段はリーズナブル。ほうほう、そんなにいいならと私もはじめて買いました。

そして海 快晴、最高気温35度 !

九十九里浜

海ですーっ!
随分とご無沙汰をしていましたが、そもそも海のある町で生まれ育った私です。
一旦来てしまえばそこは懐かしい我が家も同然。
熱い砂を届いたばかりのビーサンで踏みしめ冷たい海へ。いいねぇ、海は広いね、大きいね。
でも、ちょっと広すぎ? 真夏の九十九里なのにソーシャルディスタンス広すぎ!
平日ではありましたが、一番のハイシーズンなのに、海の家はなく、大した人出もなく、水着の人はほとんどいません。みんな洋服のすそをまくってちゃぷちゃぷするだけです。
「海水浴なんていう大それたものじゃないのよ、ちょっと来てみただけ」という、多少の自粛感がうかがわれます。こんなのいつまで続くんだろ?

でも、それでもみんな楽しそうです。

九十九里の海に映る影
げんべい商店のビーチサンダル

そして焼きハマグリは?

そ、それがですね、あまりの暑さに焼く気が失せまして…。
九十九里といえば、イワシってのもあるんですけど、なめろうとかは日本酒が飲みたくなっちゃうし、フライはちょっと重いなぁってことで、海の幸を堪能するのはまた今度ということにしました。
実は九十九里のハマグリの旬は1月~3月上旬ということなので、今度はまた別の気合を入れて、寒い中再訪しようと思います。

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