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呑気に寝ている猫。へそ天。

我が家の愛猫 つぶ です

この呑気な生き物がいなくなり、50数日経ちました。
もっともっとずーっと長い時間が経ってしまったたような気がします。

ストックしてあった缶詰、ほとんど使っていないキャリーリュック、買って1ヶ月の首輪 etc.
捨てるのも忍びない品々は、私の実家(つぶの子供がいます)や、ねこを飼っている友人に引き取ってもらいました。次に使ってもらえるのはとてもありがたいことですが、「こうして段々、ねこのカケラもない家になっていくのだな」と思うととても淋しいです。

見渡してみると、つぶ用にいろいろなものを買っています。特に、慢性腎不全と診断されてからの半年は、『なんとか元気になって欲しい』『快適に過ごしてほしい』との思いで買ったものが多いです。
その中で、役に立ったものも立たなかったものもあるので、同じような状態のねこさん&飼い主さんに向けて、感想と個人的評価(商品名の横の ー△○◎)を残しておこうと思います。

あったかくして免疫力を上げたい

【 YAMAZEN ホットミニマット △ 】

ミニサイズのホットカーペットで寝るねこ
サイズ:45×45cm。 強弱2段切替

ペット用として売られているものではありませんが、大きさがちょうどいいです。口コミを見ると結構な方がねこ用として買っています。
人間が座ってみた感想は「じんわりと暖かくて心地いい」。
暖かさが足りないという評価も見られましたが、ねこの寝床として考えると、このぐらいが最適かと思いました。
「このマットを置いたらつぶが離れないぞ、ひざに乗らなくなって寂しいかも・・・」と、思っていましたが、当人はそれほどお気に召さなかったようです。
正月明けに猫風邪をひき、「暖かくしてあげてください」と獣医さんに言われたのがきっかけで買ったものですが、せっかく乗せてもしばらくするとどこかに移動してしまっていました。なのでマットの効果はあったのかどうかよくわかりませんが、猫風邪は2週間ほどで治りました。
それから季節が変わって暖かくなり、しまっていましたが、亡くなる2〜3日前、寒がっているような気がしてこのマットを出して寝かせたところ、気持ちよさそうにしていました。もう少し早く出してあげれば良かったです。

※ つぶが使っていたのは旧モデルで、2022.9現在 Yahoo!ショッピング でしか取り扱っていないようです。

脱走対策

【 猫用迷子札 マイポケ ◯ 】

小さな封筒に見える入れ物には、水に強い紙が入っています。油性ペンで連絡先などを書いておけば、万が一外で行き倒れになった時、見てもらえるのではないかと購入しました。
ぶら下げるプレートタイプと迷いましたが、
ブラブラせず邪魔にならない
・本体と紙で約3gと軽量
・紙なので、連絡先以外にも書きたいことが書ける
という理由でこちらにしました。
そもそも自由に外に出ていたつぶ、具合が悪くなってからも初めのうちは外に出たがって困っていたのです。結局脱走することはありませんでしたが、お守りとして買っておいて良かったです。

食欲激減、その中で食べたもの

【 ペットライン 3時のスープ △ 】

25g×4 でワンセット。量が少ないところが気に入りました。(他のパウチは40〜70gくらい)
いろいろなパウチを試しましたが、まったく食べない、もしくは少ししか食べないことが多かったので、少量の方が都合が良かったのです。
クリームシチュー系、あごだし系など、味の種類が豊富なのも良いところですが、つぶの場合は、同じ味でも時によって食べたり食べなかったりでした。あと、スープは完食しても具はほとんど残していましたが、水分と少しの栄養がとれるだけでもありがたかったです。

【 チャオちゅ〜る 総合栄養食 とりささみ ◎ 】

カリカリを食べなくなったので、『総合栄養食』というのにひかれて買ってみました。
普通のちゅ〜るはあまり好きではなかったので期待薄でしたが、意外にも亡くなる4〜5日前まで食べてくれましたスプーンに入れて口元に持っていくと舐めるので、1本を数回に分けて食べさせていました。

【 いなば 焼ささみ ◯ 】

亡くなる1週間前までは、なんとか1日1本程度食べていました。手でちぎってあげていましたが、柔らかくてジューシーな感じでした。

【 市販のものではないですが、ボーンブロス ◎ 】

食欲のなくなったつぶにどうにか栄養をとらせる方法はないものかと、日々考えていた中で夫が見つけたボーンブロス(骨スープ)。その名の通り骨を煮込んで作るスープですが、これが結構飲んでくれました。一番最後までとっていた栄養です。検索すると作り方もいろいろ出てきますが、うちは炊飯器で作りました。超簡単に説明すると『洗った鶏ガラとお酢少々(骨を溶けやすくするため)を炊飯器に入れる → 一番上のメモリまで水を入れ普通にスイッチオン → 炊き上がったら、こぼれない程度に熱湯を足す → 保温モードで一晩放置』という感じです。

災害への備えも兼ねて

【 ペットキャリーリュック ◯ 】

ペットリュックとしてはもちろん、拡張ネットを広げるとちょっとしたケージになります。地震やら水害やらが多い昨今、いざというときのつぶの居住空間として使える、というのが購入の決め手でした。
ウーバーイーツ的な見た目で結構大きいですが、背負ってしまえばそれほど重さは感じません。キャリーを手で持つのに比べたらよほど楽です。うちは徒歩で動物病院に通っていたので「傘とキャリーと補液セットを同時に持たなければいけない雨の日もこれで安心」とも、思っていたのですが、残念ながらその機会を待たずに逝ってしまいました。
難点は背負ってしまうと中の様子がわからないこと。夫が背負って歩くのを横で見ていたら、一足ごとに中でつぶが弾んでいたので、そこは気を付けたいところです。

コンクリートや猫砂を舐め出した

【 コンクリートブロック ー 】

ねこに舐めさせようと購入したコンクリートブロック
よくあるレンガより、一回り大きいサイズのコンクリートブロック
ホームセンターで70円ほどだった気がしますがよく覚えていません

春頃から、外ではしきりにコンクリートを舐めていたつぶ。
ネット情報によれば『舌触りが気に入った、ミネラル不足、毛玉などによる胃のムカつき、腎不全などによる体調不良 』などが原因として挙げられていましたが、対策については明確な記載がありません。自由に外に出られなくなってからは、その代わりなのかトイレの猫砂を舐めるようになり、困っていました。何か良い方法はないものか・・・

そこで考えたのは「舐めたいのなら舐めさせよう作戦」
コンクリートを舐めること自体の健康被害については特に報告がなかったので、外の汚いものを舐めるくらいならきれいなものを家で、と思ったのです。ホームセンターの園芸コーナーの横あたりでそれらしきものを探し出し、コレコレ! と、買って来たのですが・・・舐めません
顔の前に置いたり、活動圏内にさり気なく置いたりしましたが、見向きもしません
「何か人工的なニオイでもするのかな? しばらく外に出して雨やお日様に晒してみよう」と、ベランダに出したのですが、その後それを家に戻す前につぶが亡くなってしまったので結果は確認できませんでした。

【 猫草 ー 】

ほとんど枯れてしまった猫草
猛暑でこんなことに・・・

こちらもコンクリートブロック同様、猫砂食いをやめさせる目的で買いました。
「胃腸の不調とか、食感が気に入って猫砂を舐めているのなら、それは実は猫草を食べたいのでは?」と、勝手に推測したからです。鉢に入ったものを買い、つぶの近くに置いてみましたが、これもやっぱり食べません。しだいに葉っぱに元気がなくなり、かわいそうだったのでプランターに植えなおしたところさらにかわいそうな姿に・・・。ごめんなさい。

ふらついて段差が無理に・・・

【 アイリスオーヤマ ネコのトイレ ◯ 】

ろくにごはんも食べていないのと、腎不全による貧血のせいでしょう、春にはふらつきが見られるようになりました。そこで、段差も辛いだろうなと低いトイレを探したのですが、シンプルでよさそうなものがなかなかありません。だったら、市販のトイレの上段を外して使えば良いのでは? との思いつきで買ったのがこちらです。

上を外すとこんな風。スコップ置き場がなくなりますが、ほかには特に問題なし

上部を外すと高さが10cm程度になります。入口部分が低くなっている(8cm)ベルギー製のものも良かったのですが、値段が3倍弱だったのでこちらにしました。
亡くなる1週間ほど前まではなんとか自力で入っていたので、結果としてはアイリスのもので問題なかったと思います。

【 ペットシーツ ◎ 】

亡くなる3週間前くらいからだったでしょうか、突然お世話になり出しました。
おしっこがトイレからはみ出すことが多くなったのです。なんとかトイレには入るものの、真ん中まで行くのがおっくうだったのでしょう、端っこでしてしまうので、はみ出すのです。
そこで、トイレの周りにペットシーツを敷くことにしました。
亡くなる1週間前になると、思うように歩けなくなりました。そんなつぶの目線や小さな鳴き声を察知してトイレに乗せていましたが、察知できない時もあり、さらに広い範囲にペットシーツを敷き詰めました。
初めは大きなシーツを広げておこうと思いましたが、小さなシーツを何枚も敷く方が、汚れたものだけを捨てられるので良かったです。主に100円ショップで購入したものを使っていましたが、吸水性など特に問題は感じませんでした。

お別れの時 用意したもの

【 ペット用棺 ◎ 】

きっと、もう一度元気になってくれると信じていましたが、その願いは叶いませんでした。

亡くなる1週間ほど前から体が輸液を受け付けなくなり、おしっこの量が減り、体中がむくんできました。
そのうち自力では立てなくなり、寝ていても目が開いていて、その焦点もあっていないようでした。
ここまでになると、さすがにお別れが近いかもと思わざるをえず、泣きながらペット用棺というものを検索しました。
ほとんどが段ボール製で、お値段は3,000〜10,000円程度。悲しみに暮れながらも「けっこう高っ!」と思いながら、良さそうなものを選びました。亡くなる二日前のことです
昔実家でねこを見送ったときには、家にあった適当な段ボールに入れており、棺に納めるなどという発想がなかった(多分商品もなかった)のですが、今はこういうものがあるのですね。夫に言われるまで気づきませんでした。棺は亡くなった日の朝に届きました。間に合って良かったです。
もう暑い時期だったので、亡くなってほどなく、夫がほとんど放心状態で組み立て、タオルと保冷剤を入れて安置しました。
最後はむくみのせいで逆に元気な時の体重(4キロ超)に戻ってしまったつぶでしたが、普通に横向きに寝かせてまだ十分に余裕のある感じでした。顔の部分がパカっと開く構造になっていたので、入れてからも何度も開けて、見てさわることができました
せっかくの棺ですが、棺ごと焼いてくれるかどうかは施設によって異なるようです。残念ながら私のお願いした施設では棺から出すように言われました。しかし、火葬までの短い間であっても、可愛く寝かせてあげられて、それらしいしつらえでお別れの時間を持てたことは、大変良かったと思っています。

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