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ミニトマトには実がつかず、ピーマンは大きく育つ前に赤くなってしまったり・・・
こんな猛暑じゃ「夏に夏野菜栽培は無理なの?」って感じですが
ありました、猛暑OKな野菜。
バリバリ直射日光・35度超えの我が家のベランダでも元気に育ってくれた野菜、それが 空芯菜 。

種はホームセンターで買いました。
大人の事情で「空芯菜」という表記は使えないらしいです 。

中華の青菜炒めの定番、ちゃんとした店で食べたら1,600円とかしますけど、種からうちで育てたらほとんどタダみたいなもんです。
猛暑も平気、簡単で育てやすい! 放っておけば(水と肥料はいるけどね)困っちゃうくらいにワサワサ育つ!
そんな空芯菜、種まきから収穫まで、ダイジェストでご紹介します。

5/10 種を水に浸す

空芯菜の種は硬いので、一晩水につけておくと発芽率が上がるそう。
明日の種まきを前に、何粒撒くか計画を立て、タッパーに適当に水を入れて浸しておきます。

5/11 種まき

5センチほどの間隔で、土に深さ1センチ程度の穴を開け、一つの穴に3粒投入。
2列にして計60粒をまく。
種の袋に発芽率55%以上と書いてあるので30以上は芽がでるはず。
このプランターで30はちょっと混み合いすぎ?

※ プランターは以前カインズで購入した『菜園プランター710 ダークブラウン(容量50ℓ)』を使用
※ 土は以前使っていた土に『コーナン オリジナル LIFELEX 野菜と花の培養土 10L』を混ぜて使用

5/16 1個発芽 〜 5/24

5/16 種まきから5日後にやっと1個発芽。写真なし。

空芯菜 種まきから1週間。いくつか発芽
5/18 種まきから1週間後
空芯菜 種まきから10日後
5/21 種まきから10日後
空芯菜 種まきから約2週間後
5/24 種まきから約2週間後

〜 収穫まで

写真ありません。すみません。

この期間にやったのは、株間の距離の調整です。
5/24の写真でもわかるように、なぜか生える場所と生えない場所があったので、株間の距離が均等になるように一部を移動させました。
(だったら初めから適当にパラパラまけば良かったのでは? という思いあり)
混み合ったままの方が、成長が適度に抑えられ、軟らかい茎葉が収穫できる と、どなたかが言っていたので間引きはしませんでした。



空芯菜は肥料が大事ってことで、6/15より、追肥を施す。
その後2週間おきに欠かさずやってます。
と言っても、どれだけやればいいか量がよく分からず、大さじ1くらいを地面に適当に撒いている状態です。でもいい感じ。

6/23 初収穫 〜

種まきから43日目、初収穫です。

空芯菜 初収穫

種の袋の写真よりだいぶ葉っぱが細目かな

炒めて食べましたが、正直、硬くて噛みきれないスジのような部分がだいぶありました。
(これについては、その後解消されたので、続きを読んでください)

空芯菜
初収穫から10日後くらいの様子。すでにまた収穫期!

ハダニ発生

↓ あるとき、ほとんどの葉っぱがこんな感じに白くなっているのに気づきました。

ハダニにやられた空芯菜

日差しが強すぎるのかな? などと思いつつしばらく放置。
その後さらに色が抜けているのでさすがに心配になり、よくよく葉っぱを観察してみると、裏側に細かい赤い砂のようものがたくさんついています。
よ〜く目を凝らしてみると、その砂はモゾモゾ動いていたのです。ゲっ、生きてる。

空芯菜の葉裏についたハダニ
黒っぽく写っていますが、実際はもっと赤かったです

とうとう出ました。虫です。というか、調べたらハダニというものでした。

  • 植物の葉裏に寄生し、汁を吸って植物を弱らせる
  • 高温で乾燥した環境を好む
  • 対策は、木酢の散布、葉の裏を中心に水で洗い流す 等

と言うことで、まずは木酢を散布。
あとは水やりの際に、葉の裏にジャバジャバとジョウロで水をかけて流すようにしました。
以降、朝晩の水やりは葉の裏ジャバジャバ方式です。
やりすぎか? と、思うほどに水をやり、いつも地面は湿っているような感じですが、おかげでその後ハダニは現れていません。
すると、さらに嬉しい効果が・・・

噛みきれないスジ問題

初収穫の空芯菜には噛みきれないスジがたくさんあり、どうしたものかと思いましたが

水やりの量を増やしてから空芯菜が柔らかく育っている気がします。
食べる時の噛みきれないスジがなくなったのです。

育ちすぎたものは確かに少し硬いですが、スジがあって噛みきれないのは、
・逆に発育不全のもの(他の葉の影になっていたりしていつまでも大きくならないようなもの)
・茎が細すぎたり、空洞でないもの(白く詰まっているもの)
のように思うので、それは食べないようにしています。
これで我が家のスジ問題は解決しました。

メヒシバ発生

↓ またあるとき、空芯菜の中に明らかに違うものを見つけました。

メヒシバの先っぽ

よく見ると葉っぱが空芯菜よりも細いのですが、この先っぽが出て来るまでまったく気がつきませんでした。
道端によく生えているアレです。メヒシバというのだそうです。

メヒシバ

「カッコウが他の鳥の巣に卵を産んで子育てを丸投げする」って言うのをなんとなく思い出しました。
空芯菜だと思って一生懸命育てましたからね。
どうしてここにいるんだろう? 種まいてないのに。
引っこ抜こうとすると、1カ所から何本も茎が出ているし、根も深く張っていて結構大変でした。

気づかずに食べちゃったかも知れません。(堅かったのはこれか?)

〜 9月末

毎週毎週空芯菜炒めを食べていました!

空芯菜炒め
自家製空芯菜炒め

いやあ、ちょっとしばらく食べたくないくらい食べました。

外枠の大きさで、40×70.5センチのプランターに、結構密に空芯菜を植えた場合、1週間に1回以上収穫できます。

それでも追いつかず、すぐにこんな感じに

ジャングル状態の空芯菜プランター


炒め物の他にも
・豚しゃぶと一緒に
・おひたし
・味噌汁の具として
など、いろいろに使えます。

10月になると・・・

千葉県でもやっと暑さが落ち着いてきて、成長が遅くなりました。
追い立てられるように食べていたので、ちょっとホッとしたくらい。
気温が10℃を下回ると生育が止まり、霜が当たると枯れるそうなので、あと1ヶ月くらいで終わりかな。

まとめ

猛暑でもスクスク育つ野菜をお探しの方には、空芯菜が超絶おすすめです!
必要なのは、日当たり・水・肥料。
これだけやっておけば困っちゃうくらいにワサワサ育ちます。
くれぐれも植え過ぎには注意して楽しく収穫して下さい。